ヘアケアの話




美容師にケアしてくださいねって言われるけどどうしたらいいの。。



傷んだ髪は治る



いいえ、治りません。
絶対に。
残念ですが一度傷んだ髪は元に戻せません。
トリートメントで手触りを良くする事はできますが治る事はありません。

しかしトリートメントをつける事で食い止める事はできます。

傷んだ髪を治すよりも髪を傷ませないようにしましょう。



洗い流すタイプのトリートメント(インバス)




インバストリートメントは一番効率よく栄養を髪に補給することができます。

家でケアをする場合、このインバストリートメントがとても重要になります。

シャンプーの後にインバストリートメントをつけるのですが、この時に注意して頂きたい事があります。


水をなるべく無くしてからトリートメントをつける。


これだけで浸透率は変わります。
そして時間をおく。

美容室でトリートメントした事ある人なら分かると思いますが、必ず時間をおいて暖めます。

これも髪への浸透率を高めるため。

家で行う場合はなるべく水分をとり、時間をおく。

あとはつける箇所。

根元の髪の毛は生えて間もない髪の毛なので栄養を与える必要はありません。
それに根元につけると洗い残しが起こりやすくなり、ベタベタします。

なので髪の毛の中間部分から毛先にかけて。
特に毛先は一番古い箇所なのでしっかりとつけます。

美容院のトリートメントは特別いい物を使っている(はず!)のでトリートメントをつけて手で髪を圧縮して中にさらに浸透させやすくします。


しかし毎日美容室のトリートメントを使えるわけではないのでこの作業は特に気にしなくても大丈夫です。


コンディショナーってなんだろう




コンディショナーとは髪の外側に膜を作る薬です。

つける事によって中に浸透したトリートメントを流出させにくくす る役割があります。

ですので順番はインバストリートメント →コンディショナーとなります。

コンディショナーがトリートメントよりも安い理由はこれですね。
あまり栄養成分が入ってません。栄養を補給できません。
一般的にはトリートメントと併用して使用します。


洗い流さないトリートメント(アウトバス)




アウトバストリートメントはお風呂から上がって、乾かす前につけるトリートメントです。
栄養補給よりも手触り、質感を整えます。

更に髪の膨らみをおさえたり艶を出したり、更には乾燥や湿気などからも守ってくれる、
とっても便利なトリートメント。

スタイリング剤としても使えます。
極少量を手のひらに伸ばし均一に毛先につけます。

オイルタイプ、クリームタイプ、乳液タイプなど様々な種類がありますが、自分の髪と相談して決めるといいでしょう。

オイルタイプはパサつきを抑え、クリームタイプは若干の栄養補給と艶、乳液タイプはサラサラした質感でベタつきにくい。

大まかな選び方ですが、僕はこれを基準に使うアウトバスを決めています。

しかし今はたくさんの種類があるので必ずしもこれらが当てはまるとは言えません。

アルガンオイルは良い例ですね。

オイルタイプであるにも関わらず、ベタつきがなくサラサラとした質感。そしてパサつきも抑えられる。


結局どれがいいの?




シャンプーのように明確に分かりません。
シリコン入りでいいのか、オーガニックがいいのか、オイルタイプがいいのか、浸透しやすいのがいいのか。

これは使う人の髪質や、生活スタイル、美容院でよくするメニューなどを元に考えた方が良いです。

シリコン入りとオーガニックについてはこちらに詳しく書いているのでどうぞ参考にしてください。


シリコンの話



トリートメントは使ってすぐに効果がでるものではありません。
続けて使う事によって効果がでてきます。
1回で最高の手触りになるものはシリコンでごまかしていることがあります。



ホームケアの重要さ





たとえサロンで綺麗に施術をしても何もしないと時間が経つに連れてダメージは進行し、大きくなってしまいます。

コレをなるべく抑える為にホームケアがとても重要になってきます。


なぜ髪が傷むのか?原因は?ここに詳しく書いてあるのでご覧下さい。


ダメージの話



具体的には何をすればいいのだろう




まずはアルカリをできる限り取り除きましょう。
これが最初にすることです。

アルカリが髪に残っていると、シリコンはアルカリに反応し強く吸着してしまいます。

こうなってしまうと中にアルカリが残ったままダメージは増えていくだけです。



そこで疑問になってくるのがどうやってアルカリを取り除くか?



ベタイン系シャンプー(サロン用シャンプー)はアルカリを除去しながら髪に必要な栄養分も補給してくれます。
このベタイン系シャンプーを使うのが一番理想的ですが、私はオーガニックが好き!と言う方もいます。
オーガニックもなんら問題はありません。

ただ、全て自然に存在してる物で作っているのでアルカリ除去はそこまで見込めません。


ジョンマスターオーガニックの商品にハーバルサイダーという商品があります。



この商品は、元々弱酸性を帯びておりアルカリから弱酸性へと導いてくれます。
シャンプーの前に髪に揉み込み、流してシャンプーするだけという物なので全く面倒くさくないと思います。

これを1週間以内に毎日やって頂くと確実にアルカリは少なくなります。




問題が高級系シャンプー(主に市販されている安めのシャンプー剤)

これは洗浄力が強い上にコーティング剤もかなりたっぷり入っています。
カラーをしてすぐコレを使うと一瞬でコーティング剤に包まれますので注意してください。

そして髪の中にはアルカリが残ったままというおまけつき。。。



アルカリ除去と同時に行うこと




アルカリを除去すると同時に髪の毛に栄養も補給していきます。
しっかりとトリートメントとシャンプーをすることが重要になります。
これは特に問題ありませんね。

やり方についてはこのページの一番上のインバス、アウトバスを見て参考にしてください。

しかし上にも書いたように市販のシャンプーには注意してください。
なるべく使わない方が好ましいです。


トリートメントは毎日するものです



トリートメントは毎日してください。

ドライヤーや紫外線、日常生活の上で髪が傷む原因はたくさんあります。
当然髪の脂質や水分のバランスは変わっています。
これを毎日整え、補給することが大切です。

化粧はその日に落とし、何らかのケアをしますよね。髪も頭皮も一緒です。
汚れはその日に落としてしっかりとメンテナンスをしましょう。



ーまとめー



   1. 一度傷んだ髪は元に戻らない!食い止める事は可能!
   2. 洗い流すトリートメントは一番栄養補給ができる!
   3. コンディショナーは保護するのみ!
   4. 乾かす前につけるトリートメントは艶、質感重視!
   5. 全て髪の中間から毛先につける!
   6. カラーをした後のホームケアはアルカリ除去を重要視!


 
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