毛髪と頭皮の基 礎的な話
髪の毛は主に3つの層からできています。
* 表皮
* 皮質
* 髄質
といった3つが髪の毛を作っています。
とは言うものの難しくて分かりずらいですね。
それではみなさん大好き『のり巻き』を例に順を追って説明して行きます。
キューティクル。この単語はどっかで聞いた事ありませんか?よくCMや雑誌に載っている単語です。
これは髪の毛の一番外側、のり巻きで言うと海苔の位置に存在します。
キューティクルは毛髪のなかで一番硬い部分であり、外からのダメージを守る役割があります。
キューティクルは通常、ガラスのようなものが5〜6枚ウロコ状に重なっていますが枚数は人によって個人差があるので薬剤の浸透性にも違いが出てきます。
髪が細いのにカラーが明るくなりずらい、髪が太いのにパーマがかかりやすい、といったケースがあるのはこのためです。
カラー剤はこのキューティクルの隙間から髪の内部へと浸透していきます。
アルカリ性に傾けば膨張して開き、酸性に傾けば収れんし、締まる特徴があります。
そしてキューティクルは弱い薬剤を使うだけでも徐々に剥がれて行きます。
このキューティクルがカラーやパーマの化学作用によって失われると髪の中のオイルバランスが崩れてしまいます。
なお、枝毛はキューティクルが剥がれる事によって生じます。
毛髪の85%〜90%を占めるコルテックスはのり巻きのご飯の位置に存在し、ヘアダ メージにおいてとても大切な意味を持っています。
タンパク質はこのコルッテクスに多く含まれています。
ここで簡単にタンパク質の種類を紹介。
ややこしいので簡単に。
* コラーゲン
* ケラチン
* 小麦由来繊維
* シルク
はい、以上です。
これらが髪の毛から流出するのと比例して髪のダメージは進行して行きます。
しかし残念な事にこのコルテックスは薬剤の影響を受けやすいのでカラーやパーマをするたびに流出してしまいます。
キューティクルが剥がれてしまった時点でPPTを十分補給してあげる事が大切です。
メデュラはのり巻きでいうメインのおかずの部分。
のり巻きにおいては一番重要な部分ですが、髪の毛の場合はまた少し異なります。
実はこの物質は一本の髪の中でも存在する箇所と存在しない箇所がある非常に気まぐれな物質です。
太く、ハリのある髪を持つ人はこのメデュラが沢山存在すると言われています。
キューティクル、コルテックス、メデュラ。
これらが髪の毛の主な成分ですがそれに加えてもう一つとても重要な物質があります。
そう、皮脂膜です。
この皮脂膜は髪の毛において欠かせない存在でありながら、髪の毛にはたった5%程度しか存在しませ ん。
『少なっ』
僕が最初に知った時の感想ですがそれは置いときましょう。
この物質は名前のごとく主成分は『脂』です。
このたった5%が無くなるだけで紫外線や物理的損傷を受けやすくなり、さらには髪の中のタンパク質がどんどん流出してしまうことになります。
毛髪全体のバランスを支えていると言っても過言ではない皮脂膜。
とても重要です。
髪の毛は
* タンパク質80〜85%
* 脂質1〜3%
* 水分10〜15%
* メラニン色素3〜4%
という比率でできています。
コルテックスのところでも書いたように、タンパク質は髪のダメージを左右します。
ん?メラニン?なんですかそれは。
シミ、そばかすで有名なメラニンさんです。
髪の中にももちろん存在してます。
メラニンにはユウメラニン、フェオメラニンという2つのメラニンがあります。
人の髪色はこのメラニンの種類と量で決まります。
我らアジア人はユウメラニンが多い為に光を吸収し、黒く見えます。
でもね、実はこれ黒色じゃないんです。
厳密には赤褐色。
白人さんはユウメラニンが少ない為に髪が明るいのです。
このユウメラニンはアルカリ溶液に溶ける性質を持っています。
なのでブリーチのような強いアルカリ溶液につけるとユウメラニンが破壊されます。
その結果、オレンジ〜黄色に髪色が変化していくんです。ほぇ〜すごいですねぇ〜
髪の毛が伸びるにはまず、理解しときたい事があります。
抜け毛とも関係あります。
髪の毛には
* 成長期
* 退行期
* 休止期
があります。
同じ髪の毛でも成長していたり抜けている時期が違っています。
髪の毛が成長している時期です。
男性は3〜5年、女性は4〜6年といわれています。
全体のうち、80〜90%の髪の毛ははこの成長期になっています。
この退行期は髪の成長がストップします。期間はおよそ2〜3週 間。
全体の1〜2%の髪の毛が常にこの状態になっています。
成長がストップし、脱毛する時期です。同時に発毛の準備期間に入ります。
毎日の抜け毛は大抵この休止期に属しています。
期間は3〜4ヶ月続き、全体の10〜15%がこの状態になっていま す。
人の髪の毛は毎日およそ50〜80本ほど抜けます。
しかしそれは必ず起きる事なので気にしないようにしましょう。
抜け毛が気になるというかたは休止期に入ってる髪の毛が多いということも考えられます。
アジア人の場合、髪の毛は10万本前後生えています。 西洋人の場合、15万本前後。
しかし髪の太さが違います。
1.5倍〜最大で2倍違うこともあります。
パーマはまた別ですがブローやホットカーラーによって形がつきますよね。
これは髪の毛の特性を利用した技術になります。
髪の毛は暖かくすることで形を決め、冷ますことによって形を定着させます。
これを知っておくとセットする時に便利です。
アイロンを使って巻くとき、熱くなった髪の毛をすぐに手で冷ましてあげることですぐに形が定着します。
また、巻き終わった後に全体をドライヤーの冷風で軽くブローすると更に形は長続きします。
1. 髪の中はのり巻きで説明出来る!おかず ごはん のり! → メデュラ コルテックス キューティクル!
2. 髪をダメージから守るには皮脂膜が重要!洗い流さないトリートメントなどでしっかりと守る!
3. アジア人の髪色は正確に言うと赤褐色!
4. だからブリーチすると黄色に変化していく!
5. 頭皮には成長期 退行期 休止期 がある!
6. 人の髪の毛は毎日50〜80本抜ける!多少抜けても心配しない!
* 表皮
* 皮質
* 髄質
といった3つが髪の毛を作っています。
とは言うものの難しくて分かりずらいですね。
それではみなさん大好き『のり巻き』を例に順を追って説明して行きます。
表皮 (キューティクル)
キューティクル。この単語はどっかで聞いた事ありませんか?よくCMや雑誌に載っている単語です。
これは髪の毛の一番外側、のり巻きで言うと海苔の位置に存在します。
キューティクルは毛髪のなかで一番硬い部分であり、外からのダメージを守る役割があります。
キューティクルは通常、ガラスのようなものが5〜6枚ウロコ状に重なっていますが枚数は人によって個人差があるので薬剤の浸透性にも違いが出てきます。
髪が細いのにカラーが明るくなりずらい、髪が太いのにパーマがかかりやすい、といったケースがあるのはこのためです。
カラー剤はこのキューティクルの隙間から髪の内部へと浸透していきます。
アルカリ性に傾けば膨張して開き、酸性に傾けば収れんし、締まる特徴があります。
そしてキューティクルは弱い薬剤を使うだけでも徐々に剥がれて行きます。
このキューティクルがカラーやパーマの化学作用によって失われると髪の中のオイルバランスが崩れてしまいます。
なお、枝毛はキューティクルが剥がれる事によって生じます。
皮質 (コルテックス)
毛髪の85%〜90%を占めるコルテックスはのり巻きのご飯の位置に存在し、ヘアダ メージにおいてとても大切な意味を持っています。
タンパク質はこのコルッテクスに多く含まれています。
ここで簡単にタンパク質の種類を紹介。
ややこしいので簡単に。
* コラーゲン
* ケラチン
* 小麦由来繊維
* シルク
はい、以上です。
これらが髪の毛から流出するのと比例して髪のダメージは進行して行きます。
しかし残念な事にこのコルテックスは薬剤の影響を受けやすいのでカラーやパーマをするたびに流出してしまいます。
キューティクルが剥がれてしまった時点でPPTを十分補給してあげる事が大切です。
髄質 (メデュラ)
メデュラはのり巻きでいうメインのおかずの部分。
のり巻きにおいては一番重要な部分ですが、髪の毛の場合はまた少し異なります。
実はこの物質は一本の髪の中でも存在する箇所と存在しない箇所がある非常に気まぐれな物質です。
太く、ハリのある髪を持つ人はこのメデュラが沢山存在すると言われています。
皮脂膜
キューティクル、コルテックス、メデュラ。
これらが髪の毛の主な成分ですがそれに加えてもう一つとても重要な物質があります。
そう、皮脂膜です。
この皮脂膜は髪の毛において欠かせない存在でありながら、髪の毛にはたった5%程度しか存在しませ ん。
『少なっ』
僕が最初に知った時の感想ですがそれは置いときましょう。
この物質は名前のごとく主成分は『脂』です。
このたった5%が無くなるだけで紫外線や物理的損傷を受けやすくなり、さらには髪の中のタンパク質がどんどん流出してしまうことになります。
毛髪全体のバランスを支えていると言っても過言ではない皮脂膜。
とても重要です。
髪の毛は
* タンパク質80〜85%
* 脂質1〜3%
* 水分10〜15%
* メラニン色素3〜4%
という比率でできています。
コルテックスのところでも書いたように、タンパク質は髪のダメージを左右します。
ん?メラニン?なんですかそれは。
メラニン色素
シミ、そばかすで有名なメラニンさんです。
髪の中にももちろん存在してます。
メラニンにはユウメラニン、フェオメラニンという2つのメラニンがあります。
人の髪色はこのメラニンの種類と量で決まります。
我らアジア人はユウメラニンが多い為に光を吸収し、黒く見えます。
でもね、実はこれ黒色じゃないんです。
厳密には赤褐色。
白人さんはユウメラニンが少ない為に髪が明るいのです。
このユウメラニンはアルカリ溶液に溶ける性質を持っています。
なのでブリーチのような強いアルカリ溶液につけるとユウメラニンが破壊されます。
その結果、オレンジ〜黄色に髪色が変化していくんです。ほぇ〜すごいですねぇ〜
髪の成長スピード
髪の毛が伸びるにはまず、理解しときたい事があります。
抜け毛とも関係あります。
髪の毛には
* 成長期
* 退行期
* 休止期
があります。
同じ髪の毛でも成長していたり抜けている時期が違っています。
成長期
髪の毛が成長している時期です。
男性は3〜5年、女性は4〜6年といわれています。
全体のうち、80〜90%の髪の毛ははこの成長期になっています。
退行期
この退行期は髪の成長がストップします。期間はおよそ2〜3週 間。
全体の1〜2%の髪の毛が常にこの状態になっています。
休止期
成長がストップし、脱毛する時期です。同時に発毛の準備期間に入ります。
毎日の抜け毛は大抵この休止期に属しています。
期間は3〜4ヶ月続き、全体の10〜15%がこの状態になっていま す。
人の髪の毛は毎日およそ50〜80本ほど抜けます。
しかしそれは必ず起きる事なので気にしないようにしましょう。
抜け毛が気になるというかたは休止期に入ってる髪の毛が多いということも考えられます。
髪の毛の本数
アジア人の場合、髪の毛は10万本前後生えています。 西洋人の場合、15万本前後。
しかし髪の太さが違います。
1.5倍〜最大で2倍違うこともあります。
髪の毛が形を作る理由
パーマはまた別ですがブローやホットカーラーによって形がつきますよね。
これは髪の毛の特性を利用した技術になります。
髪の毛は暖かくすることで形を決め、冷ますことによって形を定着させます。
これを知っておくとセットする時に便利です。
アイロンを使って巻くとき、熱くなった髪の毛をすぐに手で冷ましてあげることですぐに形が定着します。
また、巻き終わった後に全体をドライヤーの冷風で軽くブローすると更に形は長続きします。
ーまとめー
1. 髪の中はのり巻きで説明出来る!おかず ごはん のり! → メデュラ コルテックス キューティクル!
2. 髪をダメージから守るには皮脂膜が重要!洗い流さないトリートメントなどでしっかりと守る!
3. アジア人の髪色は正確に言うと赤褐色!
4. だからブリーチすると黄色に変化していく!
5. 頭皮には成長期 退行期 休止期 がある!
6. 人の髪の毛は毎日50〜80本抜ける!多少抜けても心配しない!