海外でよく起こ るトラブルの話


海外でよく起こりがちなトラブルの話です。

海外に住んでからというもの頭が痒い、フケが気になる、抜け毛が....
という方は必見です。


海外に住むと何が変わるのか

僕も実際に海外に行くまでは何も知りませんでしたし、海外に来てたくさんの問題がありました。
そのこともふまえて書いて行きます。

    * 水の違い
    * 気候の違い
    * シャンプーなどの成分の違い


大まかに分けるとこの3つがとても印象に残っています。


水の違い

知っている方もいるかもしれませんが、日本の水質は軟水。
海外の多くの水質は硬質。

ここのページを見てもらうと分かるように日本よりも水が柔らかい地域もありますが、ほとんどは日本よりも水が硬い事が分かります。

世界の水の硬度
そもそも水が柔らかい、硬いって何でしょうか。

水の中にカルシウムやマグネシウムのミネラル成分が多く含まれるほど硬質になります。
この、日本ではあまりなじみの少ないミネラル成分が髪の毛や頭皮に異常を起こします。
ミネラル成分はカルキといい、水をそのままにして乾かすと白い粉状なものが残ります。 洗い物をしたあとに水滴がそのまま付着して乾くのはカルキのため です。

髪質の変化

ドイツに来て初めて日本人のお客様を切った時は髪質の違いにとても驚いた覚えがあります。
たくさんの人がこの髪質の変化に戸惑っているのではないでしょうか。

僕個人の考察で申し訳ないですが、理由を考えました。

カルキが髪の毛に付着することによってまず髪質は硬く変わります。
洗濯物の仕上がりがバリバリになってしまうのと同じように髪にもカルキが付着してしまうのではないかと思います。

そして湿気の問題。
ここドイツでは乾燥がすごいのですが、その乾燥により髪の毛の水分まで奪われバサバサになってしまう。

この2つの問題によって髪質は硬く、パサパサになっていくのではないでしょうか。

確実ではないにしろ、この2つは必ず関係しています。

頭皮の異常

髪質の変化の次に出た症状がこの頭皮の異常です。
何が異常かといいますととにかく

    * フケがでる 
    * 痒い 
    * つっぱる

この3つでした。
そのまま放っておくのが難しいくらいにひどくなってました。
これが来て2ヶ月目くらいのことです。

これらはカルキが毛根に付着し、炎症を起こす事によって生じる症状です。

カルキの中に含まれているカルシウムは油分に反応すると脂肪酸カルシウムというのに 変化します。
この物質の厄介な所は水に溶けないことです。
なのでシャンプーではなかなか落としきれずに毛穴が詰まる。
そして毛根回りが炎症を起こし栄養が行き渡りにくくなる、というものでした。

毛穴にカルキが付着し、極度の乾燥によってフケがとてもでました。
同時に痒みもありました。

特徴的な症状はフケ かゆみ 髪の生え際に赤い斑点のような物ができ、稀にかさぶたになっている。

これらは脂漏性皮膚炎の症状ととても似ています。

僕の場合は軽度な物で済みましたが、これらは頭皮にとても大きなダメージを与えます。
少しでも当てはまる節があるならば注意してください。

気候の違い

ドイツはとても乾燥しています。(僕が乾燥肌なのもあるかもしれません)
なので真っ先に肌の乾燥、つっぱりがでました。

この肌の問題に続いて髪の毛の水分が飛ばされ、パサパサになる。

ということもあります。

シャンプーなどの違い

日本の物とは成分が違います。

シリコンやオーガニックなどによっても違いますが、基本的には西洋人向けに作られています。
日本人とは当然髪の本数や太さも違いますので向き不向きがあります。

そして硬水と一緒に使う事によって更にギシギシになってしまいました。
恐らくアジア人の髪質と相性がよくないのでしょう。

乾燥しているからか、シャンプーの成分が強いからかは定かではありませんが日本にもあるブランドのシャンプーを使ってもドイツの場合は頭皮が痛み、パサパ サになりました。

これはもちろんシャンプーだけでなく身の回りの物はほとんどが外国使用になっていますので気をつけてください。




ここまでが実際に僕が体験したことです。


順番に書き起こしてみると。。。

   1. 肌のつっぱり、乾燥。
   2. 髪のギシギシ、パサパサ感。
   3. 頭皮のかゆみと同時にフケが出る。
   4. 頭皮にかさぶたができた。


こんな感じで順序よくドイツの洗礼を受けました。


そしてここからはどのようにしてこれらの問題を解決していったかを書いていきます。
これはお客様にもよく説明しているのですが、結構効果あると思います。


対処法



肌のつっぱり
つっぱりは肌の保水量が少なくなる事で起こります。
ですので水分をなるべく肌にあたえ、乾燥によって水分が奪われない事を重要視しました。

まず、お風呂で使う全ての物をオーガニックにしました。

市販のシャンプーやボディーソープなどは安い代わりにあまり質の良くない洗浄成分を使っているからです。

シャンプーの話でも説明しましたが、これらは高級アルコール系シャンプーと 呼ばれています。

簡単に言うと、食器用洗剤並みの洗浄力の強さに手触りを良くするコーティング剤がたっぷりと入って います。

全てがこんな感じではないですが、いまいち信用出来なかったので天然の物に変えました。
しかし天然だからといって保湿力が優れている訳ではありません。

僕が注目したのは洗浄力の強さです。
洗浄力が弱い物を使う事によって肌には適度に油分が残ります。
そしてそこに化粧水や乳液をつける事によってしっかりと水分を肌に閉じ込めてくれます。

男だから化粧水をつけるのはおかしいなんて思ってませんか?

これらをお風呂上がりにつけないと肌は乾燥していく一方です。

髪のギシギシ、パサパサ感

これは今でも完全に解決出来ている訳ではありません。
しかし、大分状態を良くする事ができました。

手っ取り早くシリコン入りのトリートメントで髪の毛をコーティングするのも一つの手です。
しかし髪の表面をコーティングするのではなくいかに水分を保持するか。
これがとても重要だと思います。

日本ならたまにトリートメントをしても大して髪質は変わりませんが、海外の場合ですと一気に水分が持っていかれます。


できるだけトリートメントをし、栄養補給を心がけ、仕上げにオイルなどの保湿力が優れる物でカバーする。

これだけで大分変わります。
日本と同じ感じで髪の毛をケアしているとダメージ具合も早く感じます。
必ず毎日しっかりとケアしましょう。


そして、シャンプーはたとえ日本と同じブランドでも中身は若干違います。
しかしオーガニックなら世界中でほとんど成分に変わりなく使えます。

なのでシャンプーも成分の変動の少ない、刺激の少ないオーガニックに変えました。

頭皮の痒みとフケ

この症状に一番重要なのは薬ではありません。

シャンプーを変える事です。


市販の刺激の強いシャンプーからオーガニックの刺激の弱いシャンプーに変えることでこれらは解決できました。

ただ一瞬では治りません。1ヶ月、2ヶ月と気長に使っていく事で次第によくなりました。

かさぶた

痒みとフケについては次第と収まったのですが、かさぶたや赤い斑点はまだ若干残っていました。

いろいろな対処法を調べたのですが、たどり着いたのがジョンマスターオーガニックのハーバルサイ ダーヘアリンスです。




こちらにジョンマスターオーガニックの公式ブログをリンクしておきます。
さらに詳しく解説されていますので参考にどうぞ☆


ジョンマスターオーガニック 公式スタッフブログ


これは簡単に言うとカルキ抜きです。
この商品自体が若干酸性を帯びているので髪のダメージの素、アル カリを除去してくれます。
しかしメインは頭皮のコンディショニングを調整してくれるのです。

コレをシャンプー後に頭皮に付け、マッサージ。
流してトリートメントをすることによって症状は一気に改善されました。

しかし僕は匂いがどうも残っている感じがするのでシャンプーの前にやっています^ ^;


なんらかの症状がでている人はまずシャンプーを変えましょう。
すぐに効果はでませんが、確実に変わります。

ーまとめー



   1. 海外に滞在し、かゆみ ふけ 抜け毛 赤い斑点が気になったら頭皮に異常有り!
   2. 原因は水 気候 シャンプー!
   3. カルキを頭皮に残さない!
   4. シャンプーは刺激の弱いものにする!乾燥肌の人は体に使うもの全て見直すこと!
   5. 男性でも化粧水は必須!


 
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